ペットと暮らすエトセトラ -パート4-
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ペットと暮らすエトセトラ -パート4-

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ペットとの暮らし


 

しっかりと準備を整えた上で、いざペットと暮らすとなると周りに気を使わなくてはいけないルールやマナーがあります。ちゃんと教えてあげないと周りとのトラブルにも。日々の暮らしの中で自分自身も学ばなければいけないですね。

ペットとの暮らし

ペットのお留守番


ポピュラーなペットのなかで、留守番が一番苦手なのはワンちゃん。イヌはもともと群れをなして生活する生き物で、その飼い主への従順さも、群れの秩序を維持するために持つ「従属本能」のなせるわざなのです。

だから、イヌは本能的に孤独を受けつけません。1人ぼっちでいるととっても不安なのです。留守番は、成犬でも10時間弱が強いストレスを与えない限度だと言われています。

生後間もない子犬はそもそも1人ではお留守番できません。最近は性能の良い自動給餌機がたくさんでていますが、だからといってイヌを留守番させておいていい時間が長くなったわけではないのです。

ネコやフェレットは、イヌにくらべれば1人ぼっちに強い生き物です。1泊程度の外泊くらいならそんなに心配もいりません。ただ、もちろん身のまわりの環境整備、特に餌や飲み水などには細心の注意を払いましょう。タイマーで決まった時間に一定量の餌を与えられる自動給餌機なども登場しています。

なかには、電話をすればいつもと同じ量を自動的に給餌できる、などというスグレモノも。幼いころから習慣づけて、使い方を覚えさせておけば、ゆくゆく安心です。また、ペットは汚れた水を嫌うので、専用の給水機などもあると便利です。

ペットボトルに備え付けるものなどお手軽な製品も結構あります。いずれにせよ、旅行などで長期に家を空ける場合は、ペットホテルや知人にあずけたり、ペットシッターに見てもらうことにしましょう。

最近では、ペットと一緒に宿泊できるホテルやペンションも増えてきているので、ある程度の社会性とエチケットが身に付いたら、是非積極的に利用してみたいものです。ペットは家族の一員。やっぱりいつも一緒が一番ですものね。

身の回りにある危ないもの


人間にとっては何でもないものでも、ペットにとっては天敵・大敵!そういう食品・薬品・植物などは私たちの身の回りに意外と多いものです。

食べ物でいえば、ネギ類はイヌ・ネコをはじめほとんどのペットに対して毒性を持ちます。特にイヌは、ハンバーグのなかに入っていたタマネギなどで溶血性の貧血を起こしてしまうケースが多いようです。

その他、ネコのアワビやサザエなど、それぞれの動物で苦手な食べ物が結構あるので、一緒に生活を始めるまえにしっかりと調べておきましょう。ふるくなったものや腐りかけているものは、ペットの手の届かないところにしっかり処分しましょう。

ガーデニングもブームを過ぎて私たちの暮らしに定着しつつありますが、植物のなかには動物に対して毒性を持つものがあることを理解しておきましょう。テラスハウスなどでイヌを庭に放している人は、シャクナゲ、スズラン、ポインセチア、梅の実など毒性のある植物を庭に植えるのは避けましょう。

殺虫剤や除草剤など、危険な薬剤はキチンと収納しておく。これは言うまでもありませんね。ニスやラッカーでアレルギーを起こすペットも多いので、日曜大工でペイントをした際などは、ペットを近寄らせないように注意しましょう。

ウサギやハムスターなどの小動物で気をつけたいのがコンセント。かじって感電してしまう、という事故が少なくありません。イヌも子供のうちは噛みくせがあるので充分に注意が必要です。

ペットの目につきそうなところにあるコンセントはできるだけ使用をさける。家を留守にするときは、しっかりコンセントを抜いておくことを忘れずに。これは住まいにとっても大事なことですね。

運動とスキンシップ


種によって差はありますが、ペットは基本的に甘えん坊。独立独歩のネコだって、長い間飼い主に甘えられないとストレスで病気になることもあります。

ペットとのスキンシップは、人間の子供といっしょでとても大切なことです。ただ、どの程度のスキンシップが最適かは種によっても個体によっても差があり、行き過ぎは逆にストレスを与えてしまうこともあったりで難しい一面も。

必要な一日の運動量を頭に入れ、イヌなら毎日の散歩を中心に、ネコならおもちゃなどで一緒に遊びながら、甘えてきたらそれに答えてあげる。しつけを考えてもそのくらいがちょうどいいのかもしれません。

野生の動物たちは、家族との遊びを通じて一人前の知能や体力を養います。親や兄弟のかわりにペットと一緒に遊んであげることは、そういった意味でも大事です。ペットの運動に関しては、「ネコは縦の動き」「イヌは横の動き」がやっぱり基本。

1人遊びが好きなネコちゃんなら、キャットタワーやネコ階段で自由に運動させるのが良いでしょう。イヌはどんな犬種でも朝夕30分程度の散歩が絶対に必要です。でも、室内飼いの場合はとくにお手入れまで考えると、これはかなり大変。

どうしても不定期になってしまうときは、週末のドックランなどで運動量を補いましょう。夜行性のペットが遊ぶのは飼い主が寝ている間。自分の生活リズムを乱されないようにする工夫も大切です。

「ハムスターの車の音が気になって眠れない…」というのは、当の本人にとっては笑い話ではありません。健康維持やストレス解消のために、どんなペットでも毎日の運動は不可欠です。もともと大自然に生きている彼らですから、運動に関してもさまざまな本能をもっています。

飼いネコでもたまに軒下のネズミをとってきたりするものですが、ペットなら食料を自分で調達する必要はないわけですから、あれはまさに本能。狩猟本能というやつです。

私たちの家族の一員として社会に共存する以上は、動物とて「本能のおもむくままに」というわけにはいけません。それは人間と同じですよね。でも、抑圧された本能は大きなストレスを生む、ということを、飼い主はよく理解しておく必要があります。そして、そんなストレスを解消してあげられるのが、ペットの運動なのです。

キチンとしたしつけ


ペットの平均寿命は近年飛躍的に伸びてきています。ペットフードがバランスのとれた栄養食に改良されたり、便利なグッツや住宅商品が開発されたりで、ペットが長生きしやすい環境が急速にととのってきたからだと思われます。ただ、どんな便利なグッツでも買いっぱなしではダメ。

特徴を覚えさせ、安全に使わせるためのしつけが必要なのです。そういう意味で、キチンとしたしつけは飼い主のためだけでなく、ペットの健康や生活環境を管理するうえでも大切なこと。

ペットの長生きにつながります。また、ペットを家族の一員と考える、ということと、自然のまま・ありのままの動物を愛する、ということとはちょっと違います。ペットは私たち人間と地球社会に共存していく良きパートナー。

いろいろな個性が共生する社会で生活する以上は、守るべきルールやマナーがあるのは当然です。「ヒモでつないではかわいそう…」と、愛犬をノーリードで散歩させる人がいます。

それはイヌを動物として愛する態度ではあっても、社会に共存していくパートナーとしてとらえる態度とはいいにくいのではないでしょうか。ペットは家族の一員。だとすれば、家族としても、社会の一員としても、守るべきルールがあるはずです。

ペットをキチンとしつけることは、彼・彼女を本当の意味での家族の一員にすることでもあるのです。「かわいそう…」と感じるのはだれでも一緒。過保護にして分離不安症になってしまうのを避ける意味でも、ペットのしつけはしっかりしたいですね。




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